「どざえ卍 II 〜ノギ太と戦国!? 亡霊 WДRS〜」 企画書 1、 ストーリー 骨の亡霊スミカドに取り付かれてしまった、冴えない人間不信気味の物理教師カイヤンが、突然の説明能力の向上、スミカドとの友情を通し、自らの手で幸せを得る大切さ、利害のない友情のかけがえの無さを知り、人間的に成長するまでを描いたミュージカル・ヒューマンコメディ。 2、 あらすじ スミカドに取り付かれたカイヤン。(カイヤンの左後に漂う隅廉)「私、骨に取り付かれてしまいました!!」ビビりまくるカイヤンを描写。「何故こんなことになってしまったかというと・・・」 ↓ (カイヤンが寝ていた、昨日の夜を写す)非現実的なサクセスの夢を見るカイヤン。急に分かりやすい授業が出来るようになり、生徒にも慕われ、同僚からも一目置かれる夢。朝起きて学校に急ぐ。授業を聞かない生徒(どざえ卍他)、ほとんどやる気のない自分、怠惰な日常。 ↓ 街をトボトボと歩くカイヤンは高校を通る。学校でイジめられた経験、唯一助けてくれていた人間が本当は裏で糸を引いて、自分を頼るカイヤンを面白がっていた、というトラウマを回想。 ↓ ビリビリに破れた「童心衛星予備校」の広告を見る。かつて働いていた時代を回想。「『とにかく講座を売り捌け』の理念を元に生徒を調子良い言葉で騙す予備校の方針に従い、カイヤンは業績を上げていく。神奈川副支部長として支部長と組むことになったが、支部長のセクハラ事件の巻き添えになり逮捕。出所後、教員免許があったので小学校の教師になった」(歌) ↓(超速) 唯一の趣味、埋蔵金掘りを始めたカイヤン。何故か骨を掘り出してしまい、そのまま取り付かれてしまう。 ↓ 骨はカイヤンに話しかけてきた。自分の名は隅廉だと名乗る。取り付いた骨はカイヤンにしか見えず、声も聞こえないらしい。不信感しか持たないカイヤンだったので、様々な妖術を使いカイヤンをパワーアップさせようと試みるも、から回ってカイヤン暴走。「もういいから!俺教えるの下手だから、俺を超一流の教師にしてくれ!」というカイヤンの願いを叶えた隅廉。 ↓(超速) 次の日、やたら面白い授業が出来るようになったカイヤン。あまりの分かりやすさに唖然とし、不信がる生徒。調子に乗ったカイヤンは歌を歌いながら街中を歩く。(歌)「俺は昔、鎌倉時代の武将だったんだ。お前があんまり冴えない人生だったから助けたくなっちゃってな。このぐらいは楽勝だよ!」スミカドのパワーを信用し始めるカイヤン。 ↓ カイヤン扮したギャングが、自分にいやな思いをさせてきた人間達に復讐。(歌)…という内容のTV放映中。「今の俺の人生、ちょうどこんな感じかもな♪」と言うカイヤンに「おうよ!授業の予行練習も何にもすることない。だから俺に、現代の遊びを教えてくれよ?」という隅廉。ネットゲーム、天体観測、エロゲー、、カイヤンとスミカドはどんどん仲良くなった。 ↓ 次の日も分かりやすい授業をするカイヤン。挙句の果てに学校のCMがテレビで流れるようになる「東大カイヤン!医学部カイヤン!」→「何かがオカシイわよ??」とオギ香が感ずく。降霊術、PCによるカイヤンのデータリサーチなどを行い、カイヤンに霊がついているコトに気付く。(歌)それとなくカイヤンに「最近、体に何かが取り付いている感じがしない?鎌倉時代の武将の霊とか…」と聞くオギカ。気付かれたと思ったカイヤン動揺。隅廉と、幼少時代のトラウマなどについて話すが、彼は「思い出したくもないその経験が、辛い思いをした事実が、亡霊の俺なんかにこんな良くしてくれるお前の優しさを作ったんだとしたら、決して無駄な経験じゃなかったんだと思う」と言う。その日の夜、オギ香にバレた不安を和らげるために新垣由衣や福田麻由子と愛を語り合うロマンティックなシーンを妄想するが、何を妄想しても顔がオギ香になってしまう。 ↓ 授業の分かりやすさはどんどん増して、ほとんどの生徒の成績が向上、理系、特に物理選択の生徒の成績が急上昇。学校の実績もアップ。最初は調子にのっていたカイヤンだが、何をすることもなく成功していく自分の人生を味気なく感じていく。そして、何故か少し歩いただけで疲れやすくなってしまう。その日、テレビに出ていた芸人の物マネを隅廉にしてみるカイヤン。「ホンット馬鹿だなぁ!!お前!」と、楽しそうに笑いながら言う隅廉。その日の夜、小、中学校時代の自分を回想するカイヤン。昔も、同じ芸人の真似をしていた。でも、無理矢理「おいカイヤン!お前物まねしてみろ!」と言ってやらされていた。みんなはゲラゲラ笑いながら「ホンット馬鹿だなぁ!!お前!」と言っていた。自分も楽しんでいるつもりだったが、どこか胸が苦しく、重かった。ほとんど同じシチュエーション、同じセリフなのに、どうして隅廉が言うと、本当に嬉しくて、温かくて、一緒に過ごしていて良かったな、って思うんだろう。それを不思議に思った瞬間に、何故か隅廉の優しさが嬉しくて、泣いてしまいそうになったカイヤン。どんどん成功していく自分の人生より、隅廉と楽しく過ごす一瞬の方が、彼にとって幸せな一時となる。 ↓ 同僚からも一目置かれるようになり、生徒にもなめられなくなったカイヤンだが、充実感は皆無に等しかった。「このままじゃカイヤンは変になってしまう!」と思ったオギ香はどざえ卍一味にこの件を話し、『カイヤンを元に戻す会』を4人で設立。どざえ卍が秘密道具(変態的なサブ機能付き)を使ってカイヤンを元に戻そうとするが、様々なトラブルを起こしつつ失敗に終わる。ある日、霊体だけカイヤンから抜け出し、散歩をしている隅廉を、どざえ卍が幽霊透視スコープ(モザイクも外せる)で発見。1対1で霊力VS秘密道具の対決が始まる。最後の除霊ビームが当たらず、どざえ卍ギリギリ敗北。(歌)「何もしていないカイヤンに、能力を持たせてどうする?本当にそれがカイヤンのためになると思うなら、好きなだけ続ければいい」そう言い残して卍は去っていった。「俺はヤツのことを思って行動している筈だ…能力を与えるのを止めたら、誰とも繋ぎ止められなってしまう…俺は間違っているのか??」隅廉は自らに疑問を呈す。 ↓ 日見台小学校を辞めて、中学受験の物理教師のプロフェッショナルとして、大手予備校からスカウトがかかったカイヤン。給料もアップするし甘んじて受け入れたが、童心衛星予備校時代の経験からか、どこか彼は怖さを感じていた。「良かったな!これでお前の人生、もっと思い通りだ!」という隅廉だが、「でも、なんか物足りないよ。何も努力しないでこんなに成功しちゃって、俺にとってこの人生は、、本当に良いものなのかな。。」というカイヤン。ついカッとなった隅廉は、「お前…誰のお陰でそんなに成功したと思ってるんだ!!『俺は必要ない』って意味かよ!?それなら分かった、お前の体なんか出てってやるよ!!」と言ってしまう。「そんなつもりじゃなかったのに…」戸惑うカイヤン。その時、オギ香は重大なことに気付いていた。 ↓ 次の日、隅廉は本当にカイヤンの前からいなくなっていた。「まぁ、、どうせ機嫌が直ったら帰ってくるだろう」と思ったカイヤンは、休みなので遊んでいた。ネトゲー、写真撮影。なにをしても横に隅廉がいないと物足りない。埋蔵金掘り。思えばこれが隅廉との出会いだったな、、早く戻ってこないかな。。と思った瞬間、オギ香がカイヤンの元へ走ってきた。「あんた?隅廉はどこに行ったの?」カイヤンが、喧嘩をして出て行ったよ、すぐ戻ってくるだろう、と伝えると、「馬鹿!!彼の霊力は今日切れてしまうのよ。きっと、霊力がなくなったことをアンタに伝えたら、見捨てられるんじゃないか、友情はひょっとして偽者なんじゃないか、って思って、怖くて、自らアンタの元を去ったのよ!」驚くカイヤン。「それに、アンタは隅廉のことを強い戦国武将で、同情から自分を守っている、って言ったらしいけど、それは全部嘘っぱちなのよ。ホントは下級武士で、武術の才能がなくて、自分に自信がなくて、いつも馬鹿にされていたの。大切な友達に陥れられて借金を抱えて、自殺してしまったの。」「アンタに取り付いたのは、昔の自分とアンタを重ねたからよ!自分を本当に理解してくれる友達を、鎌倉時代には作れなかった友達を、現代の日本で作ろうと思ったのよ…」それを聞いたカイヤンは、隅廉を探すために、外を駆け回る。 ↓ (歌)今まで隅廉と行った場所を、やつれた体で虱潰しに探すカイヤン。「俺が『生きてて良かった』って思えたのは、分かりやすい説明が出来たからでも、高い地位を手にいれたからでもないんだ!オレの欠点やトラウマ、全てを受け入れて一緒に笑ってくれる友達に初めて出会えたからなのに…隅廉がいなくなったら意味ないよ!」その時、カイヤンの昇進のせいでクビを通告された中学受験予備校の物理教師がカイヤンをナイフで刺しにくるが、間一髪でオギ香が助けにくる。「駆けつけてよかったわ…隅廉の魂はあの山にいるわ、あと10分で、天に召されてしまうの。」「何ボーッとしてんのよ!アンタ、隅廉の思いに報いたいんでしょ!?つまらなかった人生を輝かせてくれた隅廉に、『ありがとう』って言いたいんじゃないの!?良いから行きなさい!!」躊躇するカイヤンを叱咤激励するオギ香。「ありがとう…頑張るよ!俺!」「私を使わせたんだからね、高くつくわよ??」おどけて言うオギ香。 ↓ 山にたどり着いたカイヤン。「なんで来るんだよ、、」「隅廉…」「俺はな?お前みたいな雑魚を相手にするの、飽きちゃったの。もういいからさ、早く家に帰れよ」涙を堪えながら、強がる隅廉。「もういいよ隅廉!!俺、、うれしかったんだ。俺みたいなダメ教師に、嘘までついて、こんなに付き合ってくれたお前に…」カイヤンは言う。隅廉は、カイヤンの様子から真実がバレたことを悟る。「お前はダメ教師なんかじゃない!!今までは黙っていたけれど、俺にはない力を与える能力はないんだ」「!?」「俺に出来るのは、クダラナイ妖術と、相手の潜在能力を30%引き出す能力だけなんだ。」「教えるのが上手くなったお前ですら、本来の力のほんの30%しか出してないんだよ。無理矢理力を与えた、俺が間違ってた。努力もしないで幸せを得ても、つまらないもんな。今のお前なら、自分の力で100%、出せるよな?」黙り込むカイヤン。「シケた顔してんじゃねぇよ!俺も、あの世で修行して、本当に強い武将になって、またお前のところに戻ってくるよ。だから、今はお別れだ。。」泣きながら無理に笑顔を見せる隅廉。泣きじゃくるカイヤン。悲しくもタイムリミットは訪れ、隅廉は急に消えてしまった。「いい教師になれよ…」それが彼の最後の言葉だった。「ありがとう!隅廉!俺、頑張るから!!」誰もいない山の中で、カイヤンは叫び続けた。 ↓ 走って疲れてしまったのか、山の中でカイヤンは寝てしまった。何日か前の夢と、よく似た夢をカイヤンは見る。しかし、非現実的なサクセスの夢ではない。カイヤンの授業は分かりづらいままだし、生徒にもナメられているし、状況はまったく変わらない。しかし、授業の予行練習をしたり、高校基礎を改めて勉強することによって、少しずつ分かる授業が出来るようになってくる。そして、一人、二人と少しずつ、カイヤンの授業を聞くようになる、そんな夢だった。「本当の、教師としての幸せって、きっとこっちだよね」夢の中、カイヤンは、もっと頑張ろう、そう誓った。 ↓ 「探したでビッチ!」どざえ卍の甲高い声で目覚めるカイヤン。「今度こそ当ててやる!カイヤン、お前ももう楽になるぞ!除霊ビーム!!」しかし、隅廉がいない今、除霊ビームのエナジーは完璧にカイヤンに注入されてしまい、何故かカイヤンは成仏してしまう。「なにしてんのよ!!」卍を叱るオギ香、「ダメだこりゃ」どざえ卍一同。「こんなのないよおおおお」カイヤン。『僕が教職に戻れたのは、一ヵ月後、閻魔様を説得して、現世に戻ってきてからでした。その後の話は、、まぁ、また次の機会にでも!』 ↓ エンディングテーマ。終了。