シラミの正しい駆除方法

まず認識しておかなければならないのは、シラミは昆虫の一種であり、普通の消毒液では効果がないこと、そして放っておけば集団感染に繋がるということである。一人の保有者を見つけた場合、用心してその母集団の一斉検診を勧める。

一度わいたシラミの駆除がいかに困難を極めるかは、歴史の中にその真実を見出すことができる。昔、シラミがわいた者は頭髪をすべて剃りあげていた。これは戦前の日本でも見られたことだし、中世ヨーロッパの紳士・淑女も行っていたことである。ヨーロッパの貴族がカールした金髪のヘアスタイルをしていたことはご存知だろうが、あれは実はカツラで、実はあの下はシラミ退治のために丸坊主になっていたのだ。古代エジプト人やスパルタの兵士たちは、頭髪をロウや油で固めシラミを防いだというし、日本古来の女性用のクシの歯の間隔が非常に狭いのは、これもシラミを掻き落とすための知恵だったという。

※余談だが、これが現在のポマードの起源と言われている。

このように、過去においてシラミ駆除は生半可なことではなかった。だが、現在は薬(殺虫剤)を使うことによって簡単に、そして完全に駆除することができる。

シラミの駆除薬は薬局で簡単に購入が可能である。スミスリンパウダーという薬で、30gで約1800円。詳しい使用法は同梱の説明書を参照して頂くことにするが、最も重要な注意事項をここに記しておく。この薬はまさに対シラミの特効薬であり、幼虫と成虫は完璧に駆除することが可能だが、卵には効果がない。このため、一度使用した後3〜4日間隔で3〜4回散布することで、卵から孵化した幼虫を殺し、完全な駆除が可能となる。

巨大白シラミについては、やはり攻撃魔法や魔法棒・ロッドを用いて一網打尽にするほかない。一度増えてしまったら手がつけられないので、三十六計逃げるにしかず、も手ではあるが、シラミごときに背中を見せたとあれば、戦士としての名折れである。是非奴らを根絶やしにしてから階段を降りて欲しい。

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