シラミについて

プロローグ

ある秋の晩の出来事だった。

洞窟に潜り始めてはや二時間。勢いに乗ってきた私はSHIFTダッシュでAngbandを疾走していた。スナガをけちらし、コボルトを殴り、白ベトベトをマジック・ミサイルで焼き殺す。もうこんな浅いフロアに用はない、いざ行かん、さらなる深みへ。その時だった。私の目の前に二つの白い影が姿を表したのは。慌てて体勢を整える!

…なんだ、シラミか。

敵は二匹の巨大白シラミ(I)だった。もうオークさえ撲殺可能な私には役不足でしかない相手だ。余裕を持って近づき、ゆっくりと一匹目にクォータースタッフを振り下ろす。べちゃ。死んだ。ふん、他愛もない。

しかし、よく見ると奴らはまだ二匹いる。おかしい。もう一匹に手をかける。ぐちゃ。死んだ。が、今度は三匹になっている。どういうことだ。…なるほど、あの通路から沸いているのか。よし、みんなまとめてこの(トランプ)クォータースタッフの錆にしてくれる。突撃じゃー。

・・・(゚Д゚)ハァ?
再現フィルム

その後は地獄だった。殺しても殺しても減らないシラミどもに包囲され、じわじわとHPを削り取られる。身動きさえもままならず、そのまま昇天。シラミに殺される、これ以上の屈辱があるだろうか。いや、ない。すげーむかつく。

その後、先祖の敵討ちをすべく地下に潜った戦士も奴らに殺された。魔法がないので囲まれたら終わり。通路で一匹ずつ撃退するが全然減らない。気が付くと何故か後ろにもシラミが。いつの間に回りこんだ!?→昇天。

それ以来、私はシラミコンプレックスに陥っている。悪臭雲の魔法棒をシラミのためだけに携帯し、フェイズドア(ショートテレポート)の巻物を買い込むようになった。シラミを発見すると真っ先に奴らを殺しにかかる。最近ではもう殺されることはなくなったが、未だに遭遇するたび背筋に寒いものが走る。WebSiteのタイトルまでシラミ絡みだ。

しかし、そもそもシラミとは何者なのか。私はシラミの姿すら見たことがない。こんな状態で、ただ力でねじ伏せただけで、奴らに勝ったと言えるのか。敵を討ったと言えるのか。このシラミコンプレックスを克服するには、徹底的に敵を知ることが必要だ。そう考えた私は、シラミについてまさにシラミ潰しに調べ上げた。そして、その知識をここに公開する。私と同じシラミコンプレックスの冒険者達に、この報告書を捧げたい。

  1. シラミ基礎知識
  2. シラミの引き起こす症状
  3. 日本でのシラミの流行
  4. シラミの予防と発見
  5. シラミの正しい駆除方法
  6. シラミの種類
  7. シラミに関する逸話
  8. シラミに関する俳句や歌、諺など
  9. シラミ画像部屋
  10. シラミリンク

注意

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